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#freeze
#norelated
&size(40){Easy Port Forwarder};
#contents
* ダウンロード [#download]
- [[Easy Port Forwarderバージョン0.5 ダウンロード(http://knowledge-flow.sakura.ne.jp/download/epf/epf-0.5.html):http://knowledge-flow.sakura.ne.jp/download/epf/epf-0.5.html]]
- [[サポート掲示板(http://jbbs.livedoor.jp/computer/40966/):http://jbbs.livedoor.jp/computer/40966/]])
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* これは何か [#v09241a0]
Easy Port Forwarderは、簡単に利用できるポート転送サービスです。Easy Port Forwarderを利用することによって、イントラネット内や自宅にあるサーバに、どこからでもアクセスできるようになります。
#ref(./epf1.png,nolink,epf1.png)
以下のようなケース・用途にご利用ください
- 家のPCから、会社や学校のPCを操作したい場合
- 会社や学校のPCから、家のPCを操作したい場合
- 友人や家族に対し、遠隔地から、PC操作のサポートを行いたい場合
** 特徴 [#u08f4209]
- 無料&簡単
-- 特別なネットワーク設定をすることなく、どこからでも利用できます
- 高セキュリティ
-- EPFレシーバとEPFコネクタの間で通信の暗号化が行われますので、EPF中継サーバ管理者も含め、第三者が通信内容を知ることはできません
-- 暗号方式は、ARCFOUR(鍵長256ビット)です
- 無人運用対応
-- EPFレシーバは、通信障害が起こっても自動的に復旧します
- 簡単VPN構築キット
-- 自分専用のEPF中継サーバを簡単に構築することができます
** 典型的な使い方 [#n92ec74e]
#ref(./epf10.png,nolink,epf10.png)
** 注意・制限事項 [#yea2cfc1]
- 企業などで利用する場合は、企業のセキュリティポリシーに従ってください
- 現在のバージョンでは、一日のデータ転送量が1Gバイトを超えると、帯域が1Mbpsに制限されます(帯域制限は次の日になると解除されます)
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* 使い方 [#gd0fb1ab]
ここでは、Easy Port Forwarderを利用して、遠隔地のPC上のVNCサーバにアクセスする使い方について説明します。
#ref(./epf2.png,nolink,epf2.png)
- PC1上で、VNCビューワ、EPFコネクタが動作します
- PC2上で、VNCサーバ、EPFレシーバが動作します
- PC1上の5900番ポートがPC2の5900番ポートへ転送され、PC1からPC2のVNCサーバへアクセスできるようになります
なお、Easy Port Forwarderは、VNC以外にもTCP/IPにのっとったネットワークソフトウェアならば、何でも利用することができます。
 
** アカウント作成 [#f79e179a]
以下のURLにアクセスし、アカウントの作成を行います。
- [[アカウント登録(https://knowledge-flow.net/kfaccount/newaccount.html):https://knowledge-flow.net/kfaccount/newaccount.html]]
アカウントは、EPFレシーバを起動する数だけ必要となります(今回は、一つのみ必要となります)。
アカウント作成の手順は以下の通りです。
+ アカウント登録ページで、メールアドレスとパスワードを入力する
#ref(./epf3.png,nolink,epf3.png)
+ 送られてきたメールのURLをクリックする
#ref(./epf4.png,nolink,epf4.png)
+ 登録完了
#ref(./epf5.png,nolink,epf5.png)
** 必要ソフトウェアのインストール [#b6e22141]
- Easy Port Fowader
~ Easy Port Forwarderを、[[Easy Port Forwarder#download]] からダウンロードし、任意のディレクトリに展開します。
- Java
~ Easy Port Forwaderを利用するためには、Java Runtime Environment(JRE)が必要です。PC1,PC2にJREがインストールされていない場合は、以下のサイトからダウンロードしてインストールします。
>> [[無料 Java ソフトウェアをダウンロード(http://www.java.com/ja/download/):http://www.java.com/ja/download/]]
- VNC
~ 以下のサイトからVNCをダウンロードしてインストールします。
>> [[窓の杜 - VNC(http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/servernt/netuty/vnc.html):http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/servernt/netuty/vnc.html]]
<< VNCのインストールにつきましては、以下のサイトなどを参考してください。
>> [[Real VNCのインストール(http://whzat.minidns.net/textbook/vnc/):http://whzat.minidns.net/textbook/vnc/]]
** 設定 [#u9581420]
*** EPFレシーバの設定 [#kda5c31a]
PC2で、epf/client/receiver.propertiesを編集します。receiver.propertiesの最初の三行を、以下のように編集してください。
 # アカウント作成時に入力したメールアドレス
 Epf.User.Id = yoshio.hayashi@gmail.com
 # アカウント作成時に入力したパスワード
 Epf.User.Password = test
 # 接続するためのパスワード(自由に設定してください)
 Epf.Access.Password = access
*** EPFコネクタの設定 [#u4a28872]
PC1で、epf/client/connector.propertiesを編集します。connector.propertiesの最初の二行を、以下のように編集してください。
 # 接続先のEPFレシーバを特定するためのメールアドレス
 # EPFレシーバの設定で入力したものを入力してください
 Epf.User.Id = yoshio.hayashi@gmail.com
 # EPFレシーバに接続するためのパスワード
 # EPFレシーバの設定で入力したものを入力してください
 Epf.Access.Password = access
** 起動 [#edaddb88]
+ PC2で、VNCサーバを起動します
+ PC2で、EPFレシーバを起動します
-- Windowsの場合: epf/client/receiver.wsf をダブルクリックします
-- Linuxの場合: epf/client/receiver.sh 内でJREのホームディレクトリを入力して、epf/client/receiver.sh を実行します
+ PC1で、EPFコネクタを起動します
-- Windowsの場合: epf/client/connector.wsf をダブルクリックします
-- Linuxの場合: epf/client/connector.sh 内でJREのホームディレクトリを入力して、epf/client/connector.sh を実行します
+ PC1で、以下のポート入力画面が表示されますので、5900を入力します(5900は、VNCサーバのポート番号です)
#ref(./epf6.png,nolink,epf6.png)
+ PC1で、VNCビューワを起動します
+ 以下の接続先入力画面が表示されますので、localhostと入力します。
#ref(./epf7.png,nolink,epf7.png)
以上で、PC2を、PC1から操作できるようになります。
#ref(./epf8.png,nolink,epf8.png)
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* サーバ構築方法 [#v3d410be]
ここでは、EPF中継サーバを構築する手順について説明します。自前でお手軽なVPNサービスを運用したい場合にご利用ください。
#ref(./epf9.png,nolink,epf9.png)
** 必要ソフトウェアのインストール [#r63552a7]
以下のサイトからJREをダウンロードしてインストールします。
- [[無料 Java ソフトウェアをダウンロード(http://www.java.com/ja/download/):http://www.java.com/ja/download/]]
** 設定 [#we35d425]
PC3上で、epf/server/relayserver.properties を編集します。relayserver.properties の最初の一行目を、以下のように編集してください。
 # 中継サーバのアドレスとポート番号
 Epf.Relay.Addr = knowledge-flow.net:443
** アクセス制限の設定(オプション) [#bc44fc83]
EPFレシーバのアクセス制限を行う場合は、以下の設定を行います。
epf/server/epfaccount にアクセスを許可するユーザIDとパスワードを入力します。
 (例)
 # user_id : user_password
 yoshio.hayshi@gmail.com : test
 yhayashi@knowledge-flow.net : test
 guest : guest
epf/server/relayserver.properties の4,5行目を編集し、Epf.Account.Method を、 none から file にします。
 (変更前)
 Epf.Account.Method = none
 # Epf.Account.Method = file
 (変更後)
 # Epf.Account.Method = none
 Epf.Account.Method = file
** 起動 [#jd0bcd42]
以下により、EPF中継サーバを起動します。
-- Windowsの場合: epf/server/relayserver.wsf をダブルクリックします
-- Linuxの場合: epf/server/relayserver.sh 内でJREのホームディレクトリを指定して、epf/server/relayserver.sh を実行します
** クライアントの設定 [#r5704bf1]
receiver.properties, connector.properties を編集し、Epf.Relay.Addr の箇所にEPF中継サーバのアドレスを記入します。
 (変更前)
 Epf.Relay.Addr = 219.75.254.30:443
 (変更後)
 Epf.Relay.Addr = knowledge-flow.net:443
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* 設定項目詳細 [#cd2cadce]
** EPFレシーバの設定 [#a168e3af]
epf/client/receiver.properties
 # ユーザID
 #
 # アカウント作成時に入力したメールアドレスです
 Epf.User.Id = yoshio.hayashi@gmail.com
 # ユーザパスワード
 #
 # アカウント作成時に入力したパスワードです
 Epf.User.Password = test
 # アクセスパスワード
 #
 # EPFレシーバに接続するためのパスワードを指定します
 Epf.Access.Password = access
 # 転送先サーバのアドレス
 #
 # 通常は変更する必要はありません
 # EPFレシーバを起動するPCと異なるPCでサーバを起動する場合は、
 # そのサーバのアドレスを記入してください
 Epf.Forward.Host = localhost
 # EPF中継サーバのアドレスとポート番号
 #
 # 通常は変更する必要はありません
 # 自分でサーバを立てる場合は、そのアドレスとポート番号を記入してください
 Epf.Relay.Addr = 219.75.254.30:443
 # Webプロキシサーバのアドレスとポート番号
 # 
 # 企業内で利用する場合などで、Webプロキシサーバを利用してインターネットに
 # アクセスることが義務付けられている場合は、
 # ここでそのアドレスとポート番号を記入してください
 Epf.Proxy.Addr = localhost:8080
 # 画面表示モード
 #
 # 通常は変更する必要はありません
 # 画面表示を消したい場合は、consoleの設定をコメントアウトし、
 # none の設定のコメントアウトを解除してください
 Epf.Ui = console
 # Epf.Ui = none
** EPFレシーバの設定 [#paca69eb]
epf/client/receiver.properties
 # 接続先EPFレシーバのユーザID
 # 
 # EPFレシーバの設定で記入したメールアドレスを記入します
 Epf.User.Id = yoshio.hayashi@gmail.com
 # アクセスパスワード
 # 
 # EPFレシーバの設定で記入したアクセスパスワードを記入します
 Epf.Access.Password = access
 # 待ち受けアドレス
 #
 # 通常は変更する必要はありません
 # 他のPCからEPFコネクタに対し接続を行いたい場合は、EPFコネクタの
 # アドレスを記入してください
 Epf.Local.Host = localhost
 # EPF中継サーバのアドレスとポート番号
 # 
 # 通常は変更する必要はありません
 # 自分でサーバを立てる場合は、そのアドレスとポート番号を記入してください
 Epf.Relay.Addr = 219.75.254.30:443
 # Webプロキシサーバのアドレスとポート番号
 # 
 # 企業内で利用する場合などで、Webプロキシサーバを利用してインターネットに
 # アクセスることが義務付けられている場合は、
 # ここでそのアドレスとポート番号を記入してください
 Epf.Proxy.Addr = localhost:8080
 # 待ち受けポート一覧
 #
 # 転送するポートを、(スペース)で区切って指定します
 # 画面表示モードがguiの場合は、起動後に変更することができますので、
 # 設定ファイルで指定する必要はありません
 Epf.Local.PortList = 5900 3306 80
 # 画面表示モード
 #
 # 通常は変更する必要はありません
 # 画面表示をコンソールに表示したい場合はconsoleを、
 # 画面表示を消したい場合はnoneのコメントアウトを解除してください
 Epf.Ui = gui
 # Epf.Ui = console
 # Epf.Ui = none
** EPF中継サーバの設定 [#gc600703]
epf/server/relayserver.properties
 # EPF中継サーバのアドレスとポート番号
 Epf.Relay.Addr = 
 # アクセス制限の方法
 #
 # アクセス制限を行う場合は file もしくは file_md5を指定します
 Epf.Account.Method = none
 # Epf.Account.Method = file
 # Epf.Account.Method = file_md5
 # アクセス制限ファイル
 #
 # アクセス制限ファイルのファイル名を指定します
 # アクセス制限ファイルの内容は以下の通りです
 # - アクセス制限の方法としてfileを指定した場合
 #   アクセスを許可するEPFレシーバのユーザIDとパスワードを、: で
 #   区切って入力します 
 # - アクセス制限の方法としてfile_md5を指定した場合
 #   アクセスを許可するEPFレシーバのユーザIDとパスワードのMD5値を、: で
 #   区切って入力します 
 Epf.Account.File = epfaccount
 # 帯域制限を適用するまでの一日あたりの転送量
 # 
 # 帯域制限を適用するまでの一日あたりの転送量(単位はバイト)を指定します
 # 帯域制限を行わない場合は、-1 を指定します
 Epf.Datasize.Day = -1
 # Epf.Datasize.Day = 1073741824
 # 帯域制限適用時の帯域
 # 
 # 帯域制限適用時の1秒あたりの転送量(単位はバイト)を指定します
 # 帯域制限を行わない場合は、-1 を指定します
 Epf.Datasize.Sec = -1
 # Epf.Datasize.Sec = 131072
 # 画面表示モード
 #
 # 通常は変更する必要はありません
 # 画面表示をコンソールに表示したい場合はconsoleを、
 # 画面表示を消したい場合はnoneのコメントアウトを解除してください
 Epf.Ui = console
 # Epf.Ui = none
----